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Coffee, Rabbit, Snowdrop, Lost

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おじいちゃんは温室で123のお花を育てていました。
彼はお花の名前をラテン語で知っていました。
おじいちゃんはコーヒーの香りが大好きでした。おばあちゃんはクロスワードパズルが大好きでした。
「Sで始まる春の兆しを表す8文字の単語って何かしら?」
おばあちゃんがたずねると、
「Galanthus nivalis」
と、ラテン語で答えます。
(Snowdropよ)
おばあちゃんは私にささやきました。

ある時に、おじいちゃんと私は1000ピースのジグソーパズルをしていました。
それは雪の中にいる真っ白なうさぎの絵でした。
おじいちゃんは子どものころ、うさぎを飼っていたそうです。とっても小さな。

ある日、おばあちゃんは言いました。
「トゲがあって香りの良いものを表す4文字の言葉は?」
わたしは鉛筆を持って「ROSE」と書く準備をしていました。
けれども、この時は、おじいちゃんは言葉を見つけることができませんでした。
その代わり「そのうち、自分の名前も思い出せなくなるかな」
と笑いながら言いました。
おじいちゃんが何かを失ったことに、わたしは気づきました。

認知症が始まったおじいちゃんの物語です。
おばあちゃんとわたしが、だんだんと記憶を失っていくおじいちゃんを見つめながら、1ページ、1ページと物語が進んでいきます。
けれどもそれは悲しみの物語ではなく、受け入れていく静かな物語です。

記憶、思い出とはどんなものなのでしょうか。
デンマークの絵本です。


Coffee, Rabbit, Snowdrop, Lost
Contributor(s): Birkj?r, Betina (Author), Kj?rgaard, Anna Margrethe (Illustrator), K?ngerskov, Sin?ad Quirke (Translator)
EAN: 9781592703739
Publisher: Enchanted Lion Books
Binding: Hardcover
Pub Date: December 14, 2021
Target Age Group: 04 to 07
Physical Info: 1.27 cms H x 28.19 cms L x 22.10 cms W (0.43 kgs) 44 pages

Annotation:
A beautiful, candid picture book for children to understand what happens when a loved one begins suffering from dementia, and how best to care for them.

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