2021/11/30 18:40



北極圏で暮らしている家族。
ある日、ふたりの子どもクーノとアイアは父親から大きな大きな動物の物語を聞きました。
それから、クーノとアイアは大きな動物を見つけようと、氷の浮かぶ冷たい海を見つめていました。




ある夜、クーノは夢を見ます。
大きな動物の夢。身体を揺らし、稲妻のような響きをたてて泳ぐモノ。
キラキラした朝を迎えると、クーノとアイアは父親のカヤックを持ち出します。そして大きな動物を見つけるために、北極圏の海に出るのです。


 

クジラと人の物語は数多くありますが、北極圏が舞台は、あまりないんじゃないでしょうか。
表現の仕方も鳥の目線というか、広々と広がる海をうまく表現しています。



シンプルですが、表現力のある美しい絵本です。