Clara and the Man With Books in his Window

『これは私の母がどのようにして本と出会い、そして母の友人のファンがどのようにして太陽の光と出会ったのかの物語』〜Maria Teresa

クララは貧しい洗濯婦の娘でした。
洗い終わった洗濯を配達する仕事を手伝っていました。
ある日、クララはファンという男の洗濯物を運ぶことになりました。
ファンは玄関マットのしたに洗濯の代金を置いています。
クララは洗濯物を玄関に置き、マットのしたにあるお金を回収しました。

ファンの家は「本がたくさんある窓」がありました。
彼は裕福で本好きでしたが、ある理由から社会の目を恐れ家に閉じこもっていたのです。
「君、名前は？」
窓のカーテンが開き、クララに声をかけました。
クララは名前を名乗り、どうして家に閉じこもっているのか聞きました。
ファンは、それには答えず、本は読むことができるか？　と尋ねました。
こうして始まったクララとファンの交流は、クララが本を借りることで続いていきます……。

1900年代初頭〜半ばにかけてのアルゼンチンの田舎が舞台。
ファンはクララに本を貸し、クララは外の世界—鳥や植物、村の小川—について語ります。

時代感や田舎の雰囲気を表現したイラストは子供だけでなく大人にも訴えかけ、静かながらも強い余韻を残していきます。

2012年にハンス・クリスチャン・アンデルセン賞（執筆部門）を受賞したアルゼンチン出身の作家マリア・テレサ・アンドルエットと、同じくアルゼンチン出身のイラストレーター、マルティナ・トラック絵本です。

Clara and the Man With Books in his Window
by Mara Teresa Andruetto (Author)
Illustrated by:Martina Trach
Series:Aldana Libros
Format:Hardback 56 pages, Illustrations
Publisher:Greystone Books,Canada
Imprint:Greystone Books,Canada
ISBN:9781778402517
Published: 12 Jun 2025
Weight:456g
Dimensions:187 x 302 x 14 (mm)
Pub. Country:Canada

Description
This is the story of my mother and her friend Juan, of how she discovered books and he the light of day. So begins Clara and the Man With Books in His Window. In this beautifully illustrated book, set in rural 1920s Argentina, Hans Christian Andersen Award–winning author María Teresa Andruetto shares the true story of how her mother, Clara, the daughter of a poor laundress, meets Juan, a wealthy and bookish recluse who never leaves his house because he is afraid society will not accept who he really is.

A powerful tale about friendship and about the world available to us when we open a book, but also when we have the courage to be our true selves, Clara and the Man With Books in His Window was selected by the ALIJA and the Fundación Cuatro Gatos as the best book of the year. Now available for the first time in English, it is destined to transfix readers young and old.