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Rosie the Raven

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カラスというのはとても人間くさいといか、感情移入しやすい鳥なんだと思います。
もしかしたら、僕たちのことなんか人間たちにわかるもんか、とカラスたちは思ってるかもしれないけれど。

この絵本はカラスの巣に混じった違う卵から生まれた女の子のはなし。人間とはちょっと違うしカラスでもない、ほかと違った存在。
彼女は少しずつ、ほかのカラスと違うこと、ほか鳥たちとも違うことを知っていきます。

きっと成長して大きくなって旅立っていくんだろうな、と思って読んでいたんですが、女の子が選んだ道は、いい意味で違う選択でした。
これは成長物語じゃなくて家族のお話だったのか、とあらためて読み直しをしました。

絵はちょっとクセがあって好き嫌いはあるかもしれませんが、面白い絵本です。

illustrated by Helga Bansch
published by annick press
binding : hardcover