Snow and Rose

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「昔、二人の姉妹がいました。
ローズは黒い絹糸のような髪と、赤い花びらのような頬をしていて、優しく て時々聞き取りにくい 声をしていました。
スノーは白い白鳥の産毛のような髪と、冬空のような色の目をしていて、突然、荒々しく笑いました。二人は森の中のコテージに住んでいましたが、ずっとそうだったわけではありません……」

スノーとローズは昼と夜のように全く違う二人でした。
かつて、すばらしい庭園と大勢の使用人を抱える大きな家に住んでいました。それに太陽や月よりも愛してくれる父と母がいました。しかしそれは父が森に消えるまでのことでした。
姉妹と母親はともに森の中の古い小屋に移らざるを得なくなります。
少女たちは森の奥深くへと足を踏み入れ、そこで奇妙で不思議なものを多数見つけます。
地中に埋もれた居心地のよい家、拾った品々を集めた図書館、ハンターの罠で傷ついた優しい目をしたクマ、奇妙な状況から何度も救出する脚が奇妙に曲がった小男。

エミリー・ウィンフィールド・マーティンがグリム童話の白雪姫と赤ずきんを再解釈をし、魅力的な挿絵で世界観を広げながら、おとぎ話のエッセンスと現代的なひねりをくわえた心温まる物語です。

Snow and Rose
by Emily Winfield Martin (Author)
Format:Paperback / softback 224 pages, Full colour
Publisher:Random House USA Inc
Imprint:Random House USA Children's Books
ISBN:9780553538212
Published:1 Oct 2019
Weight:430g
Dimensions:210 x 142 x 19 (mm)
Pub. Country:United States